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第4話 ~悪魔のように繊細に、天使のように大胆に~ (後)

きりこは香炉に火をつけた。白檀の香りが部屋中に広がる。
そして、ちょっと考え込みながら、ゆっくり話し始めた。

「それはねー…。」

J・Jもゼファーもお茶を飲む手を止めて、きりこの方を向き直った。

「あたし、自分だけの売り場が欲しかったの。」

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第4話 ~悪魔のように繊細に、天使のように大胆に~ (前)


曇天のロンドン。

港近くのとある噴水のある広場は、航海者たちの溜まり場となっている。旅芸人の一座を囲んでとても賑わっている。
その喧騒から距離を置いて、眼帯の軍人がベンチで寝っ転がっていた。

「Jさん、Jさん。」

眼鏡を掛けた長身の商人が軍人を揺り起こす。そして、彼にはある異変が起こっているのに気付くには1秒もあれば十分すぎるほどだった。

「ぎゃははははははははは!!何その眼帯!!」

腹を抱えて笑い転げる。軍人は寝ぼけているのか、我が身に何が起こっているのかわからずにいる。

「いいから、鏡で自分の顔をよーく見てみろよーファンキーにも程があるよぎゃはははは!」

訝しげに鏡を受け取り、寝ぼけ眼で自分の顔を見てみる。

「なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーーーー!!!」

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第3話 ~Hay ropa tendida~

「いらっしゃいませー。」

入ってきたお客を見て、珍しいわね、ときりこは思った。
そのお客さんは、最新流行の服を着こなし、指には大粒の宝石がついた指輪をはめている。普通、治安の悪いこの海域を通る商人は、警戒して銀行や金庫に貴重なものは預けておくものなのだが。言葉からは、どうやらポルトガル人らしい。
商人のお客も来ることはたまにあるが、ここまで無用心なお客はそれだけ珍しかった。

「船長さん、ご注文は?」

「ん?そうだな、ようやくインドからここまで帰ってこれたんだ。故郷の味がいいな。」

「ほむ、それならポルトガル風ブイヤベースなんていかが?」

「おぉ、いいねぇ。それと、上等なワインを頂戴。オポルト産がいいんだけど。」

「はーい、かしこまりましたぁ!」

厨房に引っ込むきりこ。

「インド帰りかぁ…。あんまりご機嫌にならなければいいけど…。」

と、店の奥を見ながら呟いた。

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第2話 ~Practice makes perfect.~

「暇ですねぃ」
「暇ね~…」

無精ヒゲの男とツインテールの少女きりこは、『かなりあ亭』のカウンターにもたれ掛かって退屈そうに呟いた。
周りに客は…いない。昨日からずっとだ。
別段港が海賊や海軍に封鎖されている訳でもなく、かと言って嵐が吹き荒れている訳でもない。
ただ単純に、船が来ないのだ。

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第1話 ~ 古来征戦幾人帰 ~

「あ、いらっしゃいませ~、いつもありがとうございます!ジュネ、4番テーブルにお通しして~!」

ここはラスパルマスの港そばにある「かなりあ亭」という酒場。酒場とは言っても船乗りに必要なものも売っている。店の横にある倉庫には手桶や予備帆、消化砂といったものが積まれており、船長の指示の元、下っ端船員どもがひっきりなしに運び出したりしている。

ラスパルマスと言えば、泣く子も黙るイスパニア国籍の海賊が跋扈する海域のど真ん中に位置する言わば「海賊の根城」。そして彼らを追う各国の海軍もこの港を寄港地として訪れる。その一方で、元々栄えていた交易所は寂れて久しい。この港の産物は砂糖。北にあるポルトガルの開拓地マディラの港が治安もよく安全な今となっては、商人たちにとっては恐怖の対象でありこそすれ、あまり魅力の無い単なる島に過ぎないようだ。そのためか、ここ「かなりあ亭」も…。

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